先日サイクリングに出かけたところ、家から30分もしないうちに後輪がパンク。タイヤのチューブを交換して再度出発。
それから30分経過後、今度は前輪がパンク。
泣きそうです。
もともと装着していたのがブロックタイヤだったので、そうそうパンクしないだろうと確認が適当でした。よく見てみると、タイヤのコブがほぼ無くなってボロボロでした。さすがにダメだったようです。
尖った小石が刺さってタイヤを貫通、そのままチューブに穴をあけたようです。
もう無理だ・・・というわけで、タイヤをグラベル走行が可能な「Panaracer」の「GRAVEL KING SS」に交換してみました。
タイヤ購入
サイクリングと通勤用に購入した、オンロード も オフロード も走りやすいグラベルバイク、「GIANT Revolt2」用のタイヤになります。
9割以上、というか ほぼ舗装路を走っていますが、田舎に住んでいるため たまに砂利道を走ることもあります。なので、パンクが怖いけどブロックタイヤまでは必要ないな~、とういことで選択しました。
今回は、以下のタイヤとチューブを2本ずつ購入しました。
- パナレーサー グラベルキング SS 700×35C ブラック/ブラック
- IRC 700×28-35C 仏式バルブ 48mmロング ロードチューブ
タイヤとチューブだけですが、そこそこ重たいです。
ちなみに、700×35Cのタイヤ1個の重量は、380gだそうです。
グラベルキングは、大きく分けると以下の3種類があります。
- GravelKing
- GravelKing SS(Semi Slick)
- GravelKing SK(Semi Knob)
舗装路からちょっとしたグラベルへの寄り道に最適なGravelKing、荒れた道での走破性に優れたGravelKing SK(Semi Knob)、そしてそのどちらの特性もバランスよく発揮するGravelKing SS(Semi Slick)からあなたに合ったタイヤをチョイスできます。
Panaracer Corporation パナレーサー株式会社
また、GravelKing と GravelKing SK には、耐パンク性能を高めた最強バージョン「Plus」がありますが、ちょっとだけお高くなっています。
今回購入したGravelKing SSは、「グラベルキングの基本性能はそのままに、センター部は転がりを重視した全く新しいパターンを、サイドにはSKのセミノブを改良して配置することでオンロードでの走りの軽さと、グラベルでの走破性を両立。」とのことです。
センター部分は完全にスリックタイヤというわけではなく、浅く波を打ったパターンになっています。そのすぐ横に、ひし形のブロックが2列並んでいて、さらにその外側に長い長方形のブロックの並びが3列配置されています。
じっくり見ると結構複雑なパターンです。
ちょっとだけ オーバースペック な気がしてきました。
ワイズロードの自転車・パーツ・サイクルウェア通販サイトグラベルキング SS を使用してみて
グラベルキング SS の 「700×28C」は クリンチャータイヤですが、以下のサイズはチューブレスコンバーチブルという、チューブ「あり」と「なし」のどちらでも使用できます。
- 700×32C
- 700×35C
- 700×38C
- 700×43C
今回は、チューブありでグラベルキング SS を使用してみます。
というより、ホイールがチューブ無しが可能なのかわからないうえに、チューブ無しの知識がないためなのですが。
特に問題なく、タイヤ交換が行えましたが、やっぱり新しいタイヤに交換するとテンションが上がります。
今回購入したグラベルキング SS 「700×35C」の推奨空気圧は、チューブなし: MAX 400kPa、チューブあり: MAX 525kPaだそうです。
ほぼ走行するのは舗装路なので 500kPaで試してみました。
ちなみに、その他グラベルキングSSの推奨空気圧は以下になります。
タイヤサイズ | 重量(g) | 推奨内圧(kPa) |
---|---|---|
700×28C | 310 | チューブ有 MAX 750 |
700×32C | (サイド黒)320 (サイド茶)330 | チューブ無 MAX 400 チューブ有 MAX 650 |
700×35C | 380 | チューブ無 MAX 400 チューブ有 MAX 525 |
700×38C | 410 | チューブ無 MAX 400 チューブ有 MAX 525 |
700×43C | 480 | チューブ無 MAX 400 チューブ有 MAX 400 |
Panaracer Corporation パナレーサー株式会社 より
今までブロックタイヤだったので、走行速度が劇的にかわるのではないかと期待に満ち溢れています。
まあ、そんなことにはならないのですが。
舗装路の走行について、以前のブロックタイヤと比べて変化があったのは、走り出し時のガタゴト感がなくなり、スムーズに加速するようになったところです。
ですが、平均走行速度は、ぶっちゃけ全然変わらない感じです、マジですか。
交換したことで走り出しがスムーズになり、タイヤが良く転がるようになりました。また、カーブを曲がるときもブロックタイヤの時と比べると格段に安定しています。
空気圧を若干高くしていたため、舗装路でも ちょっと道が悪いようなところだと、そこそこの振動があり、ガタガタします。ただ、グリップはしっかりしていて、ブロックタイヤよりも接地がねっとりした感じでした。
ブロックタイヤでも 走り出しはともかく、安定して一定速度で走っているときは、スムーズに走行できるため、グラベルキングSSに交換して劇的に速度が変わった、ということは全くありません。
実際にGPSウォッチでブロックタイヤを使用していた時の平均速度と比べても、ほぼ変化なしでした。
期待は大きかったのですが、スピードが遅いのはブロックタイヤのせいではなく、自分の実力不足が原因ということが分かりました。無念です。
未舗装路を走行した感触ですが、土手など 土が踏み固められたようなところは安定して走行できます。砂利道なども比較的に安定して走行することが出来ました。さすがに、カーブを曲がるときは滑りそうで怖く、減速しまくりでした。
とりあえず以前使用していたブロックタイヤとあまり変わらない印象で、走行できました。
ただ、砂利がちょっと深めだとやっぱり怖いです。これは、ブロックタイヤの時も同様でした。
結論としては、運転技術がものをいう感じです。私だと、やっぱり怖くてスピードが出せません。
タイヤの空気圧を落として走ると良いようですが、舗装路を走ることを考えてしまい、試せていません。
ということで、私のように未舗装路をゆっくり走行する分には、空気圧高めでも特に問題ありません。グラベル走行可能というだけで、タイヤがパンクするストレスも少なく、いい感じです。
1年間使用してみて
グラベルキング SS に交換してから、1年が経ちました。
ほぼ舗装路の走行となりますが、走行距離は1600Km になりました。
現在のタイヤの状況が以下になります。
写真は、左から「新品」→「1年経過(前輪)」→「1年経過(後輪)」になります。
前輪、後輪とも少し中央の溝が減ってきている感じです。
悪路を走る事があまりなかったため、空気圧は常に 500kPa にしておりました。
今のところブレーキの利きも問題ありません。1年間使用してパンクも無く、溝もかなり残っているので、まだまだ走れそうです。
1年半経過 パンクしました
グラベルキング SS に交換してから、1年半程度 経ちました。
ほぼ舗装路の走行となりますが、走行距離は2900Km になりました。
しかし、3000Kmを目前にして、ついにパンクしてしまいました。
原因は、とげのように細く尖った石が刺さったためでした。タイヤが原因というよりは、運が悪かったように思います。
現在のタイヤの状況が以下になります。
写真は、左から「新品」→「1年半経過(前輪)」→「1年半経過(後輪)」になります。
写真だとわかりずらいですが、小さな傷(切れ目)が目につくようになってきました。
また、前輪は、まだ溝が多く残っていますが、後輪は溝がかなり減ってきています。
とりあえずチューブのパンクを直して、引き続き同じタイヤで150Kmほど走行しましたが、特に問題ありませんでした。
そろそろタイヤの前後を交換する必要がありそうです。そのまま もう少しこのタイヤを使用していきたいと思います。
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